お金が減るという最大の思い込み

コラム

今日は、コップの中の水とお金の話。

空になったコップを見ながら、
ふと思ったことがあります。
この水は、
「なくなった」のだろうか。

違いますよね。

僕のお腹の中に入っただけ。
形を変えて、
まだこの世界のどこかにある。

やがて汗になり、
蒸発して雲になり、
雨になって、
また誰かのコップに戻ってくる。

水は、
消えていない。
ただ、
「巡っている」だけです。

お金も、
まったく同じです。

でも僕たちは、
財布からお金が出ていくとき、
「減った」と感じる。

銀行口座の数字が小さくなるとき、
「失った」と感じる。

胸のあたりが、
すこしザワッとする。

あの感覚、
あなたにもありませんか。

でも、
出ていったお金はどこへ行ったのか。

消滅したわけじゃない。
お店の人の手に渡り、
その人の家族の食事になり、
子どもの教育費になり、
また別の誰かの手に渡っていく。

コップの水が誰かのお腹に入っただけのように。
お金は、誰かの生活の中に入っただけ。

世界の総量は、
一ミリも減っていないんです。
むしろ、
今の世の中はどんどん豊かになっている。
お金の総量は増え続けているんです。

ここで、
ひとつ大事なことがあります。

問題は、
お金そのものではないということ。

問題は、
お金を見つめている「僕たちの意識状態」のほうです。

「減っていく」という前提で見れば、
支払いは損失になる。
「巡っていく」という前提で見れば、
支払いは循環への参加になる。

同じ一万円を払っても、
内側で起きていることがまったく違うんですね。

インドの悟った聖者である

シュリ・クリシュナジとシュリ・プリタジは、
「苦しみの状態から富を創造することはできない」

と教えています。

欠乏を感じながら握りしめている手には、
新しいものは入ってこない。
手を握ったままでは、
受け取れないから。

逆に、
ビューティフルステートで手放したものは、
不思議なかたちで巡って戻ってくる。

これは精神論ではなく、
意識の構造の話です。

コップの水は、
なくなっていません。
あなたが今まで払ってきたお金も、
なくなっていません。

世界のどこかで、
誰かを生かし、
誰かを動かし、
いま、
この瞬間も巡り続けています。

あなたがお金を使うことで

他の誰かの生活を支えていたり助けられている人がいます。

今日、
あなたが誰かに支払うお金は、
「減っていく」という意識から出ていくでしょうか。

それとも、
「巡っていく」という意識から出ていくでしょうか。
どちらを選ぶかで、
あなたのもとに戻ってくる流れが静かに変わりはじめます。

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