世の中はますます先が見えない世の中に突入してきた。
VR(仮想現実)・AR(各超現実)・AI(人口知能)など
新しい技術が台頭してきたり、
世界の流れも大きく揺れ動いている。
そんな時代のさなか、日本の企業は中央集権化を推し進めた。
計画と管理を推し進め、トップが考えたことを推し進める愚策に出た。
そうすることでしか、いまの社会を生き残れないというトップの判断のもと、
会社で働く人々はみずからの破滅への道に加担することになった。
そうすることによって、
社員たちの本来持っているクリエイティブな発想や
柔軟に物事に対応するという柔軟性つながっていくことが失われ、
大きな風が吹いたら簡単に倒れる企業へと展望を遂げることになった。
その結果がシャープなどの倒産につながっている。
これからは電器産業のみならず、
自動車産業やメディア産業など多くの産業に
影を落とすことになるだろう。
一方、アメリカでうまくいっている多くのIT企業は、
個人に主導権を明け渡し、個人の裁量ですべての物事を行わせる方向に走った。
有名なのは、「ザッポスの奇跡」と呼ばれるほど優秀なアメリカの企業。
Amazonに800億で買収されたのも記憶に新しい。
個人に裁量権を与えることによって、
社員のクリエイティヴィティは発揮され、
柔軟に物事をとらえ、対応できるようになった。
トップから物事を言われるまで動かない兵隊たちを作るのではなく、
トップになにも言われなくても主体的に動く人が増えたのである。
その結果、現場の対応がスムーズになり、
ありとあらゆるものに対応できるようになった。
抑圧ではなく、解放へ。
結局、個人が自ら考えて動くことでしか、
その環境は良くなっていかない。
もちろん、個人がその環境を良くしていきたいと
思っているというのが大前提だけど。
誰かに指示をされて動くような人間がたくさんいても、
そのコミュニティに未来はない。
いまだに旧態依然のやり方にこだわって
時代の流れに取り残されていくよりは、
優秀な個人に積極的に任せて
組織を運営していく方が
必ずうまくいくって歴史は証明しているんだよね。
そして、トップの人間は、
優秀なリーダーたちを育てていくことに注力するべきだ。
じゃないと、今後、時代の荒波に飲み込まれて、
それに対応できなくて沈没していくことになるだろう。
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